日常の作業において鋏の開閉が重いと違和感がある場合は刃とボルトナットへの注油を行うことで調子が良くなります。作業中の汚れやヤニが刃部に付着する事で開閉が重くなる場合もありますがその場合は汚れを落とすことで調子が良くなります。園芸用の鋏は何千回の開閉枝を切るため切刃と受刃の締め付けが簡単に緩まないように特別な構造になっています。長期間使用する場合ボルトナットの緩みが生じる場合がございます。その際の締め方を説明します。

こ う ぞ う | C o n s t r u c t i o n

鋏 の 仕 組 み と 構 造 】

用意するもの

●スパナ-約8mm-  表ボルト適用サイズ

●スパナ-約9~11mm-  裏ナット適用サイズ

●乾いた布(家庭のタオルでもOK)

●刃物用油(椿油、ミシン用油等)

※鋏種類によりボルトサイズが異なる為必要なサイズを確認下さい

剪 定 鋏 の 止 め 方 構 造 】

剪定鋏はボルトの緩みを防止する為に受刃側のネジ穴内部にネジのタップ加工が施されています。その為締め方を間違うと「鋏が開かなくなる」「刃の擦り合わせが悪く切れない」と言った問題が起ります。締め方を良く確認して調整を行いましょう。

【 緩 ん だ ボ ル ト の 締 め 直 し 方 】

1.

緩んだナットと開閉バネとを外す。

表面のボルトを時計回りで締め直す。この時受刃側の穴にネジタップがある事でボルトを締めるだけで両方の刃が強く締まっていきます。ボルトが回しきれなくなるまで強く締めます。目安は両手で鋏が開閉出来ないくらいに強く締まった状態です。

刃を閉じた状態でボルトが回らなくなるまで締めます

ボルトを最大限まで締め終えたら裏面のナットを締めます。ナットも締められる限界の固さまで締めて行きます。ナットを締め終えた後は下記の図の様に切刃と受刃が強く合わさった状態で固定されます。この時両手で鋏が開けないくらいの固い締まり方がよい状態です。

3.

ボルトを締め終え最終調整で開閉を具合を整える。

固く締まり合わさった刃を少しづつ緩めてスムーズな開閉に調整するには、図のようにボルト側を反時計回りへ回しながら調整していきます。ボルトを回し始めると少し柔らかくなりその時に最初取り外した開閉バネを本体に取り付けてから更に少しづつ緩めていきます。バネの力で鋏が開閉できるくらいの柔らかさが目安です。確認しながら調整してください。

4.

仕上げ

調整が完了後、テストカットを行います。枝を切り開閉に問題がないか確認し以上がなければ完了です。最後に油で刃部全体を拭き取り保管しましょう。

ポイント

・一般のボルトナット機構はナット側を締めれば締まり具合の調整ができますが鋏に関しては反対のボルト側を回して固さの調整を行います。ナット側を締めるだけでは鋏の開閉は調整出来ませんので注意してください

・使用中 鋏が開閉しなくなる、ナットが緩むといった問題がある場合は締め方があまくしっかりと固定されていないのが原因になります

上記の手順にて調整が上手く出来ない場合は無理に使用せずボルトの締め方についてお電話にてお気軽にお問合せ下さい。修理、部品取り付け、研ぎ直しも承っております。

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