よく切れる包丁で肉や魚を切ると繊維が破壊されず特別な味を造り出すことが出来ることを料人の職人は知っている。同じように、よく切れる鋏で植物を切ることは切断面がきれいにカットされるので植物が生きいきと育ち病等の予防にも効果的であることをプロの園芸家は知っている。鋏の切れ味を保つ為には日々の手入れや研ぎ直しが不可欠、ここで紹介する刃物の研ぎ方は一例ですが鋏の刃に一番適した研ぎ方を説明します。

と ぎ か た | S h a r p e n

【 切 刃 を 削 る 】

必要なもの
 
●乾いた布(家庭のタオルでもOK)
●刃物用油(椿油、ミシン用油等)
●ヤニとりクリーナー(市販)
●砥石(#800~#1000)
●サンドペーパー(#3000)※あれば良い

1.
初めに全体に付着した汚れを布で綺麗に拭き取ります。しつこい汚れも出来るだけクリーナーを使用して綺麗な状態に整えます。

2.

平らな場所で鋏を開いた状態で図の様に固定します。

3.
鋏が固定された状態で砥石を切刃部の角度に合わせて矢印の方向へ均等に削ります。削り角度は刃先端に対して約18度~20度が目安です。この時しっかりと刃先の先端に砥石が当たる事を確認して刃先端部が鋭利に研磨できている事を確認して下さい。

【  片 刃 の 図  】

【  直 刃 の 図  】

【  刃 を 横 か ら 見 た 図  】

図(横面) 点から点までを均等に削りながら途中指先で柔らかく刃先端に刃が付いているか確認しながら仕上げます。 砥石の使い分けとしては初めに荒砥石を使い全体を削りながら、最終的に細目砥石で刃先を仕上げるという研ぎ直しが理想です。


4.
刃部全体を均等に研磨し仕上げを終えた後はサンドペーパーで研磨した箇所を柔らかくヤスリ上げして完成です。研ぎ直し後は研磨粉が鋏に付着しているので布と油で綺麗に拭き取り保管して下さい。また保管状況によっては鋏の至る箇所に錆びが発生する場合がございます。錆はそのまま放置すると切れ味に悪影響を及ぼします。どうしても錆が出てしまう場合は保管状況を今一度確認してください。錆を落とす場合はサンドペーパーを利用し削り落とした箇所は必ず油で拭きとり保管しましょう。

【注意】刃の裏面を削ることは控えましょう。刃の裏面を研ぐと両刃の擦り合わせが悪くなり切れ味が極端に低下します。場合によってはまったく切れなくなることもあります。上記の研ぎ直し方法以外は専用道具を準備して手順をしっかりと確認してから行ってください。

研直し後、切れ味が悪くなる、鋏の擦り合わせが悪くなるという場合でお困りの場合は弊社までお気軽にお問合せ下さい。専門修理、研直しの修理を承ります。

SYU  STORE     AM 9:00 - PM 17:00    TEL 0256-33-1588   

  〒9550084 新潟県三条市石上3丁目7番45号